しらうめさん3⃣

スケッチ

描き初めは失敗

飛行機で広島に行き、電車で尾道に向かった。観光案内書には、歴史ある神社仏閣が点在、景色は文人墨客に愛され、文学、絵画、映画にまで登場した美しい街、とある。
初めてのスケッチ旅行にしては贅沢だった。

(尾道・千光寺ロープウエー)

 天気も良い。ホテルの朝食を早々に済ませ渡船で向島(むかいじま)に渡った。向島から見る尾道の街は絵になる景色と案内書に書いてあった。向島渡船場の隅に座って絵を描き始めた。ところが・・・船が着き人や車を乗降させるのは見ていて楽しいのだが、着岸した船の向きが微妙に異なり、対岸の尾道の風景がずれるのだ。構図が決まらない。ぼくには難しすぎる。ごめんなさい。途中でやめた。
(下は失敗作。向島船着き場にて)

 そしてまた、渡船に乗り、尾道に戻って、千光寺山に歩いて向かった。ぶらぶら坂道を上って行くと、中腹辺りに『おのみち文学の館』があり、見降ろした光景が絶景だった。

1作目

 尾道スケッチの旅、第1作が描けた。何とか絵になっているではないか。(自分にはいつも甘い)
これは、おのみち文学の館の前から見えた景色だ。
この日、日本全国が黄砂に見舞われたと左下(街灯の下の木の部分)に走り書きが残っているが
画面上ではカットしたため見えない。

2作目

2日目。千光寺ロープウエーまで行き乗ろうと思ったが、下から見上げた景色が気に入ったので描くことにした。
筆のタッチは粗いが気に入っている。(甘いな)

 

3作目

 千光寺山中腹から丁寧寺(ていねいじ)三重の塔が下に見えた。はるか、おのみち大橋を望む景色がすばらしい。3作目は気のせいかすらすら描けた気がする。構図が描きやすかったのだろう。
まだまだ、濃淡が描けていない。反省するがどう描いてよいかわからない。ま、楽しもう。(甘いな)

しらうめさん)が背中を押してくれたおかげで無事3枚の作品が描けた。
景色を見ていいなあ、と眺めているうちに絵の形が見えてくる。それまで待つ。
この時間に快感がある。楽しい。心が躍っている。

尾道の市街を歩くと、瀬戸内海の魚が味わえる寿司屋や魚料理専門店がたくさんあった。
酒を止めて3年になるが楽しい旅先だからと言って飲みたいとは思わなかった。
よそ様が飲んでいてももっぱら食い気専門。瀬戸内海の美味しいものをたくさん戴いた。

絵を描く楽しさを教えてくれた(しらうめさん)ありがとう。

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