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東京タワー

15年ほど前、元旦になると毎年東京タワーに上り脚力を試したことがあった。ひとり者で暇なこともあったが、増上寺への初詣を兼ねて東京タワー展望台まで歩いて上るのは楽しみのひとつであった。ゆっくり登っても15分。ときどき景色を見ながらだから気分もよく、600段の階段は気にならなかった。
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鎌倉攻め

ぼくは2003年9月29日、稲村ケ崎公園から江の島、富士山を描いたが、稲村ケ崎は新田義貞が鎌倉幕府を倒すきっかけの場所だったことを後で知った。 そこで、昔学校で習ったことがある、鎌倉幕府が滅んだ時のことを、もう一度学びたいと、調べてみることにした。
雑事

蒙古襲来

モンゴル族を統一したチンギスハン(元軍)は、その後、西は中央アジアからヨーロッパに進出し、ドイツやポーランド軍を破った。そして、アジアの大部分を支配して広大な帝国をきずいた。 帝国の五代目のフビライは日本に対しても何度も使者を送ってきて元に服従するようにせまった。 鎌倉幕府の執権となった若き北条時宗はフビライの要求を断りつづけた。
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新宿御苑

2003年6月11日は曇りだった。都会のオアシスとして親しまれている新宿御苑に来た。都合3度目である。 入口は、大木戸門、千駄ヶ谷門とあるが、今日は東京メトロ、新宿3丁目で降りたから、新宿門から入った。 日本庭園の方に歩いて行くと、「上の池」の森の上はるかかなたに、エンパイアステートビルに似た高層ビルが見えてきた。ありゃナンダ?今までなぜ気づかなかったのだろう。
雑事

天狗裁き(落語)

ある日、女房が帰ってきて、八五郎に言います。 「お向かいの又さんがマムシを跨いだ夢を見て、客足が増えて、大きな店を持って、たくさん奉公人を使って繁盛してるって。あんたも、のそのそしてないで、良い夢をみてさお金儲けしてよ。」 「良い夢みるとはかぎらねえじゃないか。」 「じれったいねえ。だからお前さんはダメだっていうんだよ。さ、早くお寝よ。」 「なにお!まだ眠くないよ。」
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しらうめさん3⃣

飛行機で広島に行き、電車で尾道に向かった。観光案内書には、歴史ある神社仏閣が点在、景色は文人墨客に愛され、文学、絵画、映画にまで登場した美しい街、とある。 初めてのスケッチ旅行にしては贅沢だった。
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しらうめさん2⃣

梅の実が、その年に限ってたくさん生ったのはどういう訳だろう。ぼくは考えてみた。 そうだ。寝間着姿で梅一輪を描いた2月のあの日のことが思いあたった。 ひょっとすると、梅の木はこう考えたのかも知れない。 『今まで見向きもしなかった私をきれいだと褒めながら描いてくれた。そのお礼に特大の実をたくさんつけてビックリさせてあげましょう。』
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しらうめさん1⃣

30年働いた会社を退職して、朝から晩まで飲んだくれのだらしない生活をしていた時期があった。 そんなある日、二日酔いで、喉がカラカラに渇き、水を飲みに布団からはい出した。 水を飲みながら外を見るとチラホラ白いものが落ちてくる。雪だ。目の端に何か別の白いものが映っている。え?梅が咲いた?2月半ば。咲き初めてもおかしくない。確かめてみよう。
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レインボーブリッジ

レインボーブリッジの名は「虹の橋」の意味で、一般公募から決められた愛称で、正式名称は「東京港連絡橋」である。 東京都港区芝浦地区と港区台場地区および江東区有明を結ぶ吊り橋で、1993年8月26日開通。 全長800mの二階建て構造で、上部は首都高速11号台場線、下部は中央に新交通システム「ゆりかもめ」、その両側には一般道路と歩道が通っている。
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稲村ヶ崎

江ノ島電鉄 稲村ガ崎駅下車徒歩5分、海沿いにある稲村ケ崎公園に向かった。 小さな岬があって、遠くから眺めると稲穂がなびくように見えるので稲村ケ崎とよばれるようになったそうである。(江の島電鉄の右手に見える岬が稲村ケ崎-突先が崩れているように見える)