新宿御苑2

雑事

食虫植物が見たい

2023年8月12日(土)手ぶらで新宿御苑に来た。手ぶらというのは、今までは公園に行くというと必ずスケッチブックを持参していたからだ。今日はスケッチはなし。8月20日まで開催されている食虫植物が見たくて、弁当と飲み物という身軽さ。ちなみに、僭越ながら、ぼくのスケッチの道具をご披露させていただきます。

布の旅行かばんに、アルミ椅子を含め、絵の道具、弁当が入ります。遠くは沖縄まで行きましたが、総重量は約5~8キロぐらいかな。ごろごろ引っ張って行けるし、駅などの階段では背負いベルトがあるからよっこらしょ、と便利です。でも、スケッチが目的だと、どうしても観光がおろそかになりがち。

大木戸門

今日は、大木戸門から入った。すぐ右手に温室があったが、中は暑いし、食虫植物はあとのお楽しみにして、御苑の真ん中、シンボルのユリノキさんに、まずご挨拶。
こんにちは。いつもお世話になります。いつも癒しをくれてありがとう。

ユリノキの根っこ

ユリノキさんの傍まで行くと、三角に3本植わっていて、真中で根っこがくっついていた。なんじゃこりゃ?遠くから見ると、お化け煙突みたいに1本に見えるから不思議。

ほら、仲が良いですこと。ユリノキさんたちは、草木の手入れをする園丁さんや、世界からやってくるお客さんたちを歓迎し、目を丸くして、毎日、いろんな話に尽きないことでしょう。

ユリノキさんに抱かれるように、大の字に寝てみた

それにしても、今日はなんて空が青く澄み切っているのでしょうか。そうか。台風7号が近づいているせいかもしれない。嵐の前の静けさ、かな。
ぼくは、裸足になって、ユリノキさんの回りの芝生をぐるぐる歩いた。チクチクして足の裏がくすぐったい。でも、気持ちいーつ!! そして、根っこに近いところで大の字になった。

首を、ちょっと上げて南東をみると、遠くにバラ花壇やプラタナスの並木が見える。あそこまで、ざっと300mはありそう。薄目を開けると、眩しい青空に、綿雲がくっついたり、離れたり。
うーん。東京のオアシスって贅沢。天国だなあ。

仰向けに眺めていると、綿雲が動いていろんな形に変化するのが面白い。
人魚?に、ここの園丁のおじさんに、アヒル?に、やせたネコ、、、。??
なにか、このキャラクターたちで、童話が作れないかな、、。

気づいたら、40分ほど、眠っていた。

雲の形のキャラクターは夢?だったのか? 残念。

昼寝から覚めたら、お腹が空いた。弁当を食べることにした。
お出かけが急に決まったので、食材は冷蔵庫にあるもので、ササッと作った。
二重に海苔を敷き、おかかを散らしたドカベン。おかずは、塩、コショウ、しょうゆで味付けした榛名ポークと玉ねぎを、生姜を効かせて炒めたもの。それに卵焼き大盛りを添えて。プラス自家製たくわん→細切り大根を塩水に2日寝かせ、3日目に塩水を捨てる。そして、しょうゆ、砂糖を入れて、1晩寝かせ出来上がり。これはご飯が止まらなくなるのでキケンと呼んでいる。

円いターッパーに入れたはずだけど、一緒に写ってないので、見本は、これです。
ミョウガはスーパーで買っものを一緒に漬けこみました。

日本庭園・御涼亭

「上の池」に沿って、御涼亭の前に行くと、日傘をさした、和服姿の若い女性二人が写真を撮りっこしていた。そうでしょう。御涼亭は、ぼくが無意識のうちに2度もスケッチに来るほど魅力ある風景なのだもの。
御涼亭の中には人がたくさんいて庭園を眺めていた。
紅葉の季節、御涼亭から眺めた風景は見事で(たしか、ホームページの写真で見ました)、次は秋に来て、御涼亭の中から紅葉を眺めたい。

温室

おっと、閉園時間30分前。あわてて温室に向かった。
いろいろな種類の食虫植物がエントランスに沿って並べられている。
食虫植物は虫だけとって生きているのではなく、基本的には光合成能力があり、自ら栄養を合成して育つ能力があるという。

(ヨツマタモウセン)

(サラセニヤ)

シャンプージンジャー

シャンプージンジャー?聞きなれない植物。温室に入って、食虫植物の並びに置いてあった。

調べてみると、ハワイに昔から住んでいる人は、シャンプージンジャーで体を洗ったり、頭を洗うという。それ以外にも、香りも良いので、料理の味付けに使ったり、漢方薬に使ったりもするらしい。
おもしろい。新宿御苑の2本のシャンプージンジャーは、まだ緑で薄黄色の花が出た状態だったが、9月には赤くなる、と御苑の担当の方がおっしゃっていた。赤くなったシャンプージンジャーを想像して描いてみた。

8月見たときは左側の状態。9月になると右のように赤くなるという。
ぼくも、機会があったら、(使い方をよく聞いてから)シャンプージンジャーを絞って、シャワーをしてみたい。
ハワイ王国を建国した、カメハメハ大王の気分になれるかも知れない。

それにしても、よく遊んだ。だが、ぼくは、まだ新宿御苑のほんの一部しか知らない。
入口で『新宿御苑の見どころ夏』のチラシをいただいた。これだけ広ければ、春夏秋冬のどの季節に来ても、季節の「見どころ」のチラシさえもらえば、癒され、楽しめることだろう。感謝。

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