隠し味にブランデー
2023年は梅の実が豊作だった。大きなバケツに2杯。ありがたいことだ。恵みの神様にこころから感謝。さて梅の実で何を作ろうか。二晩水に浸け灰汁抜きをする間、梅ジャムの他に梅の甘煮、それから梅酒も作ろうと考えた。

まずヘタをとり、水を入れたバケツで灰汁抜きをする。ことしは3日間も水に浸けたので少しやわらかくなったので、このまま刻んでまずジャム作り。(梅の実が硬い時は約60度の湯で1~2回煮こぼすと柔らかくなって刻みやすい。)
梅ジャム
①梅の実を刻む
刻んだ梅の実を28cmの大きなフライパンに半分ぐらいまで入れる。
あとで三温糖をたくさん入れるのでフライパンが溢れないためだ。
(種は堅い。包丁をすべらせて指をケガしないよう気を付けなければならない。)

②とろ火で梅を煮ながら三温糖1.5kg3回に分けて投入。
1回目⇒火にかけた時500g。2回目⇒15分後500g。3回目30分後500g。
灰汁が出たら、その都度大目にボールに取っておく。(後で作る梅ジュースに足す。)

(大量にいっぺんに作るので、3つのコンロで同時進行。焦がさぬようにかき混ぜ、灰汁取りもあるから結構忙しい。)
③40分後、ブランデーを少量加え、火傷しないように(二重手袋で)別の大鍋に煮沸した瓶をトングで取り出し、漏斗(じょうご)を経由して瓶に注ぎ、煮沸した蓋をかぶせて出来上がり。
梅の甘煮(姿煮)
①ジャムの実とは別に、別に取っておいた、粒ぞろいの硬い実を鍋に入れる。砂糖を加え、とろとろ40分飴色になるまで煮る。梅3Kgにたいして800gから1200gの砂糖を入れる。甘煮はお菓子感覚なので味を見て甘すぎるくらいに砂糖を足します。
②隠し味のブランデーを投入。ジャムと同じように熱いうちに煮沸した瓶に入れ蓋をして出来上がり。
梅酒
今回はプレゼント用に、小さな梅酒瓶を買ってきて2つ作った。
底に氷砂糖、その上に梅の実を並べ、氷砂糖と梅を順繰りに積み上げて行く。甘さは好みに応じ適宜。
梅ジュース
梅ジャムを刻んだ後の種にはまだ実がたくさんくっついている。これに砂糖をたくさん入れ梅ジャムを作った時にボールに映した灰汁も加え飴色になるまで煮る。最後に浮いた灰汁はていねいに取り除く。
炭酸で割ってもよし、冷蔵庫野菜室に入れて置けばカビがはえないから、冬ならお湯割りにすれば芯から体が温まる。梅の抗酸化作用、老化防止作用でめったに風邪は引かない。
完成品にラベルを貼って並べてみた。

添加物なしの手作り梅製品が勢ぞろい。(蓋を開けないと数年保存できる{カビが生えない}から不思議。)庭の「しらうめさん」ことしもたくさんたくさんありがとうございました。感謝です。(梅の種を煮た梅ジュースの素は大きくて{2ℓ瓶}集合写真に入りきれませんでした。ごめんなさい。)
◎やっぱりかわいそうなので、集合写真とは別ですが、ブログに載せることにした。実を残した種がたくさん見えるでしょう。めっちゃ甘く、美味しいです。毎日炭酸割で飲むのでもうこんなに減ってしまいました。

前に置いた紙は、ラベル代わりのイタズラ描きで、意味はありません。