区営プール

雑事

空いている

練馬区の三原台プールへよく行く。水温は近くのゴミ焼却場の熱で温めるから冬でも暖かい。
最近リニューアルしてきれいになった。75歳以上は無料だからありがたい。
夜6時過ぎごろ行くが、入場者は15人程度。夕食時で空いているのもありがたい。

プールサイドで軽いストレッチの後、フリーコースで水中ウオーキング。
腿を上げたり手で水をかいたりすると水は、くすぐったそうに笑ったりして反応する。
もっと遊んで!とはしゃぐ。

水には意識がある

 江本勝さんの「水は答えを知っている」という本を読んだ。世界31か国に翻訳され、話題のロングセラーだそうだ。
水に優しい言葉をかけると美しい結晶を作り、汚い言葉をかけると歪んだ結晶になることが写真入りで載っている。この本では、江本さんが特殊な波動技術で撮影された写真を詳しく説明している。
びっくりした。
家は、人が居なくなると傷む、という話を聞いたことがある。
水だけでなくモノにも意識が在るということだろうか。
モノにも結晶のようなものがあるのかも知れない。
自然から作られたものは、何でも大切に扱わなければならない、ということだろう。

 30分水中ウオーキングで体の動きが良くなった。
 競泳コースに移動する。
 クロールでゆっくりゆったり、水を掻き、足をばたつかせ、ツービートで前に進む。
 ゴーグルからみる水の動きは美しい。口と鼻からでた細かな泡は後ろに移動しながらブクブク、ブクブクと踊りながらほほ笑む。
 25mでクイックターン、浮き上がり、最初のストロークの時、泡はガポンと音をたてる。
思わず吹き出しそうになる。やめてーっ!水を飲みそうになる。

水の戯れ

フランスのラヴェルが作曲した「水の戯れ」という曲がある。水の様々な表情を表現した美しい曲だ。
甘く、切なく、ある時は狂おしく動的に流れる。目の見えないピアニスト辻井伸行さんが弾く「水の戯れ」は素晴らしい。
1つひとつの音が、純粋で滑らかで清らかに踊っている。

人間の祖先はさかな

 赤ちゃんは育つ過程で、28日目にエラ(魚類)35日目に尾と手が出て(虫類)42日目に手指ができて(哺乳類)と、つぎつぎ胎内で変化の過程をたどるという。
驚きというか、不思議である。
人間の体重の60%は水分というから、ぼくたちは常時水分を補給しないと生きて行けない。
泳ぐときも、見えない汗をかくから、プールサイドにペットボトルなどの飲み水を置いて、こまめに水分補給しなければならない。

 去年夏50年ぶりに葉山森戸海岸で泳いだ。当時、勤めていた寮が森戸海岸にあったから、懐かしくて久しぶりに訪れたのだ。

江の島が右に見えて、中央に富士山がどかっと座っている。泳ぐ者にとってこの上ないご馳走である。
海は大好きだ。心が癒される。海は人間の故郷だから、だと思う。



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